こころの作業療法ー精神障害領域の作業療法ー

こんにちは。作業療法学科の船迫です。

今日は作業療法ならではの「こころ」すなわち精神障害領域の作業療法について紹介しますね。

精神障害のイメージはひとそれぞれあるかもしれません。

しかし、対象領域や病気や障害が違っても作業療法の対象はその人にとって重要な生活行為(がしたい生活行為、することが必要な生活行為、周囲から期待される生活行為)であることは変わりません。

精神障害領域では、様々な原因により、気持ちが落ち込んだり、落ち着かなくなったり、または認知機能の低下(記憶したり、理解したり、考えたり、判断する能力の低下など)、が起こり、日常生活や学校に行ったり仕事をしたりすることに支障をきたした方々がいらっしゃいます。

例えば、ひどい気持ちの落ち込みがあって生活が上手くいかない場合は、作業を通して生活に支障をきたす考え事から少し離れて、気持ちが落ち着く時間をつくることから、困りごとにもとになりやすい考え方を一緒に振り返ったり、不安なことを一緒に練習したり、方法を考えたり、そのひとがより適応的な生活を送れるように支援します。

このような支援を行う背景として、作業科学・精神医学・心理学などを学んでいきます。

今後も作業療法ならではの領域である精神障害領域の作業療法について紹介していきますね!