令和3年度「専修学校における先端技術利活用実証研究」の採択について

 

この度、文部科学省の委託事業のひとつである「専修学校における先端技術利活用実証研究」の遠隔教育導入モデル構築プロジェクトとして、本校の「遠隔教育における個人デバイス及びVR使用における有用性検証の事業~多学科における多職種連携教育での実現検証~」が採択されました。

 

1.「専修学校における先端技術利活用実証研究」とは

専修学校教育における職業人材の養成機能を強化・充実するため、産学が連携し実践的な職業教育を支える実習授業等における先端技術(VR・AR等)の活用方策について実証・研究を行うとともに、在宅等でも、専修学校における実践的な職業教育の質を落とすことなく提供するため、先端技術を活用した遠隔教育の実践モデルを構築するものです。また、分野横断型連絡調整会議を設置することにより、上記の各プロジェクトにおける成果に横串を刺し、事業の成果を体系的にまとめます。

出典:文部科学省 “令和3年度「専修学校における先端技術利活用実証研究」”

https://www.mext.go.jp/a_menu/shougai/senshuu/1418823_00007.htm

 

2.本校プロジェクトの趣旨・目的

「遠隔教育における個人デバイス及びVR使用における有用性検証の事業~多学科における多職種連携教育での実現検証~」

本事業では、医療・福祉業界において高い必要性を帯びながらも、教育環境や教育資源の制約等から、様々な困難を抱える多職種連携教育(Interprofessional Education:以下IPE)に、高い再現性を備えた先端技術(VR)を用いた遠隔教育を導入することで、均一で質の高い専門職教育を実現する事を目指します。

具体的には、離れた場においても、VRで再現された各職業の実際と、それらの臨床における協働場面を体験し、「理論理解とグループ学習」という既存の教育方略を、“リアルな臨床場面の経験から学びが始まる”という教育実践モデルへと進化させ、開発した教材を用いたVR×IPEの効果検証までを含み、新しい専門職教育の在り方をモデル化することを目的とします。