作業療法士は「手」を詳しく評価します

こんにちは。作業療法学科の藤田です。

今日は「作業療法評価法」という講義の一コマを紹介します。

「作業療法評価法」では、

作業療法の対象がどのような状態にあるか?

何が原因で問題が起こっているか?

等を評価し、適切な作業療法が行えるよう、その知識や技術を学びます。

今回は、「手」の機能を評価します。

作業療法士は「作業」を用いたリハビリテーションを行いますので、

必然的に「手」の回復にかかわる機会が多くなります。

 

※作業療法士は「手」、理学療法は「足」というイメージがあるかもしれませんが、

 これは正しい認識ではありません。

 理学療法士さんも必要に応じて「手」の機能にかかわりますし、その逆も然りです。

 

「手(指)は第二の脳」といわれるほど、脳の中で広い領域を占めています。

時間があったら以下のキーワードを調べてみてください(^^)

 #ワイルダー・ペンフィールド

 #ホムンクルス

 

また、前置きが長くなってしまった(;’∀’)

すみません、講義紹介をば💦

これはAction Research Arm Test;ARATという、世界標準の上肢機能評価です。

何やら色々とパーツがありますね。

向かいの学生さんが実際にテストを受けています。

木の球を握って持ち上げようとしていますね。

 

 

こちらは簡易上肢機能検査(Simple Test for Evaluating Hand Function;STEF)です。

日本で最もスタンダードな上肢機能の検査方法の一つです。

なんだかボードゲームを彷彿させますよね(^^)

学生さんがタイムを競っています。

 

 

 

これは、脳卒中上肢機能検査(Manual Function Test; MFT)です。

検査結果(回復過程)を統計的に分析しリハビリテーションのプログラムをたてる際に役立ちます。

 

どの検査も特徴があって、学生さんも楽しみながら実施していました。

特にタイムアタックは燃えますよ。

これらの検査はオープンキャンパスでも体験できます★