優秀ポスター賞 受賞

2022年5月20日(金)~22日(日)に開催された第23回日本ロービジョン学会学術総会において、
本学科の卒業研究班が、優秀ポスター賞を受賞しました。

日本ロービジョン学会は、2000年4月に創設され、2022年5月現在、約850名の会員が活動しています。
眼科医、視能訓練士、看護師などの医療関係者以外に、教育、福祉、労働、ロービジョン関連機器に携わる企業関係者など様々な職種の方々のみならず視覚障害を有する当事者やロービジョンケアに関心がある方々も参加している学際的な学会です。

【演題名】
実態調査から読み解く放射線部門における視覚障害者に対する検査接遇の現状と課題

【演者名】
東幸浩(専任教員)、小島直人(4年)、波平都夢(4年)、濵田大地(4年)、饒波杏瑠(4年)、山田隼(4年)

【研究内容】
放射線部門において視覚障害者に対する検査接遇についての調査や研究は少ない。そのため、診療放射線技師を対象とした視覚障害者に対する検査接遇の実態調査をもとに放射線部門における視覚障害者に対する検査接遇についてのパンフレットを作成した。診療放射線技師の経験年数に関係なく、105名中98名(93.3%)の診療放射線技師が視覚障害者への検査対応を経験しているが、マニュアルのある施設や、研修会等で対応を学ぶ機会は少なく、検査室への案内や寝台への誘導など困難に感じていた。視覚障害者の方々に、少しでも安心して検査を受けていただくことを目的として、パンフレットを作成した。ロービジョン(弱視)に対する理解度も、言葉の認知度もまだまだ低く、今後作成したパンフレットを情報発信ツールとして活用し、知っていただく機会を増やしていくことが重要である。

【作成したパンフレット】
視覚障害者が安心して医療をうけるために~放射線部門~
https://drive.google.com/file/d/1SQe8V5MTAZQvjZ6zBTOrrgh7sfgDwr7X/view?usp=sharing

【記念品として】
今回、受賞者には鹿児島盲学校の生徒さんが手作りしてくださった記念品(大島紬の生地を使ったマグネット)をいただきました。 鹿児島盲学校の生徒さん、ありがとうございました!大事に、使わせていただきます。