糸を使ったアート作品

こんにちは!作業療法学科の四元です。

土台は何色がいいかな?
青色も明るい色もあれば、くすみ色もあるんだね。今日は、この青色を塗ろう。

頭に作りたいデザインを思い浮かべたら、木の土台に釘をうちつけます。

どうやら、釘もピカピカな金色、銅色に近い色もあることを知ってた?

次に糸を張り巡らせます。

レース糸の色は決めたかな?
→先生、よく見たらこの白色の糸には、銀色の糸が入ってる!
→よく気づいたね。

仕事の技術を学ぶ授業で、1年生はスリングアートに取り組みました。作業療法のお仕事は、リハビリの前から対象者のことを考えて、ある程度の段階まで作業療法士が事前に下準備するのか?それとも、ゼロから一緒に作り上げるのか?から、スタートしています。

次は、作品を作る前に、対象者はデザインをどこまで想像できたかな?制作中は、糸の張り方の順番は覚え続けられていたかな?制作前後の、身体の動き、心の変化は?などなど…対象者の分析を進めます。

実は、作業療法士は作業活動を進める空間も、対象者に合わせて設定します。

私は、この授業で無意識の仕事内容を文字化にすることで、仕事の原点に帰り、目には見えない世界も考える作業療法士のお仕事がいいなと改めて感じています。

宜しくお願いします。