看護学科の特徴
めざす資格
看護師/国家試験

想定される進路
学びのポイント
Point1. 実践的な先進教育
領域横断教育の導入
看護の専門領域(7領域)の枠にとらわれず、健康状態別に領域を横断し学習することで、看護に必要な思考力と実践力の育成を目指します。


Point2. しまの看護実習

離島の文化やくらしを体感
1年次には、奄美市をフィールドに機織りやマングローブ散策などの体験、住民との交流を通し、しまの歴史や文化を学びます。2年次は、奄美市の瀬戸内町を中心に住民との触れ合いのなかで、しまの健康管理体制について学びを深めます。

地域を守る離島医療に触れる
1・2年次の体験学習を基に、3・4年次はしまの医療と看護の実践を学びます。役場・病院・施設での実習を通し、地域の人々の健康を守る仕事や社会資源への理解を深め、地域包括ケアの構築についても学びます。貴重な経験が学生たちをひと回り大きく成長させます。
Point3. 多職種連携教育
他学科との協働学習で「チーム医療」に挑戦
患者さんのケアの質を向上させる「チーム医療」を身に付けるため、平川キャンパスとの協働学習を実施します。グループワークを通し、互いの専門性と役割を知り、連携への理解を深めます。



カリキュラム

病態生理学(からだの素朴な疑問を解説!)
「夕方になると、なぜ足がむくむの?」など、私たちの体に起こる現象を専門知識を用いて解説。体のことを知るっておもしろい!と思える授業です。

生活援助技術Ⅲ(看護ケアの技術と心を磨く
日常生活援助の演習を通して、患者さんにとってより心地いいケアについて考え、看護の技術や姿勢を磨きます。

教え・学び合う「ピアティーチング」を導入
先輩が後輩に技術を教え伝える教育指導法です。先輩・後輩のより良い関係を築くとともに、教え・学びあう過程を通して、確かな看護技術の習得を目指しています。

【看護技術総合評価Ⅰ・Ⅱ】現場さながらの実践試験「OSCE」にトライ
現場で活きる臨床能力(実践力)をはかる試験方法のひとつ。大学などでも取り入れられています。積み重ねてきた技術練習やシミュレーション教育の集大成として、3・4年次の「看護技術総合評価Ⅰ・Ⅱ」では、客観的臨床能力試験(OSCE)を看護教員全員で実施。現場に求められる、看護実践能力を鍛えます。
学びの強み
現場で活きる教育!
看護の質を高める取り組みが満載!

『リフレクション』や『学びなおし』で看護の質を高めます!
患者さんのあの言葉の意味は?なぜあの症状が出たの?私の看護は適切だったのかな?など実習中の疑問や気付きについて振り返り、学びなおすことで看護の質を高めます。学びを発表することでプレゼンテーション能力も身に付きます。

『研究授業』で教育の質を高めます!
学生さんの学びの質を高めるためには、教員の授業力は必要不可欠!新人からベテラン教員全員で毎月FD研修※や『研究授業』を行い学科全体の教育の質を高めています 。 ※FD(Faculty Development)研修教育内容等に関する研修を学校全体として組織的に行うこと。

卒業後も学校でフォロー。「ホームカミングデイ」で看護実践能力を高めます!
卒後6ヶ月目に4年間過ごした学び舎に集い『ホームカミングデイ』を行っています。懐かしい仲間や教員と語り合い心身のリフレッシュを図りながら、それぞれが働いている病院の白衣を着てシミュレーション研修を行います。
メッセージ
活躍する卒業生
現場で働く卒業生の一日と、学校生活や現在の仕事について聞きました。

社会医療法人 緑泉会 米盛病院救急科 ICU 勤務
2019年 看護学科卒業
山元 利紗 Risa Yamamoto
武岡台高校出身
命と向き合う毎日
患者さんと家族をケアしたい
私が勤務するICU(集中治療室)の患者さんは、重症度が高く、常に生命の危機と隣り合わせです。そのため、患者さんだけでなく、ご家族に対してもどのようなケアをすべきか、日々悩みます。そんな時、患者さんから反応が感じられたり、ご家族から感謝の言葉をいただいたりすると、「頑張ろう」と力が湧きます。学校で学んだ、看護師に必要な知識・技術から、社会人としての立ち振る舞いまで、すべて現場で活かされていると感じます。私も将来は、看護師を育てる立場になりたいと思っています。臨床でさまざまな経験をして、看護師としての喜びややりがいを伝えられる先輩になりたいです。