明日は、どこへ行こう?- 作業療法士と運転支援事業-

日本のひとり当たりの自動車保有台数は、約0.8台と言われています。

皆さんのご自宅はいかがでしょうか?

 

ここ鹿児島県は、公共交通機関が発達していない地域が多く、車社会が根付いています。

そのため、全国平均よりもひとり当たりの自動車保有台数が高いようです。

また、軽自動車の保有台数も特徴的です。鹿児島県は山間部が多く、燃費の良さなどを理由に軽自動車が人気です(一般社団法人 自動車検査登録情報協会データ参考)。

ちなみに、皆さんは何色の自動車が好きですか?

 

高齢者や障害のある方にとって、自動車運転は移動手段としてだけでなく、社会参加や生活の質の向上にも重要な役割を果たします。しかし、加齢や病気による身体機能や認知機能の低下により、安全運転が困難になる場合があります。

 

そのような方々を支えるのが、作業療法士の仕事のひとつである「運転(再開)支援事業」です。

2年生は事例とドライビングシミュレータ「Hondaセーフティーナビ」を使用して、作業療法士が行う運転支援の意義について考えました。

 

「明日は、どこへ行こうか」

 

気軽に車に乗ってお出かけができる社会が生まれたらいいですね。

第4回オープンキャンパス~作業療法学科編~

こんにちは作業療法学科の原田です(^^)/

先週土曜日はオープンキャンパスでした。前回に引き続きたくさんのご参加誠にありがとうございましたm(__)m 雨模様でJRも遅延や本数減便の中欠席者もなくよかったです。早く梅雨明けるといいな。

さて、今回もリピーターの方が2名いたので昨年と別プログラムを準備しました(゜-゜) 教員による学校・学科・入試説明は変えられないので割愛…。

今回初めて在校生2年生がお手伝いクルーとして参加してくださりました。この日のためにプレゼンテーションも用意してくださり、また本番に強い2名でした(*’▽’) 参加者も和やかな雰囲気になったのではないでしょうか。

その後キャンパスツアーにて作業療法学科の関わる主要な場所を巡りました。時間の関係上すべて回ることができずすみませんでした(._.)

順番に、・レクリェーション室 ・金工木工室 ・日常生活動作訓練室 ・図書室 ・治療室 ・装具加工室 ・パソコン室 ※他にも理学療法学科と一緒に受講する合同講義室や、小部屋で自主勉強やグループ活動で使用するゼミ室もあります。

詳しい説明が聞きたい方はぜひオープンキャンパスか進学相談会へお越しくださいませ。主に体験場所は金工木工室で行っています。

食事(お弁当)時間ではさまざまな質問に在校生や教員が答えました。はじめよりは幾分緊張が緩和されたように感じます(^_-)

午後はいよいよ体験です(‘◇’)ゞ 今回もみんなで行えるゲームを通じた作業活動と、今年おなじみのテラリウムです。 自由度が高いがために最初はみんな戸惑っていましたが、手さぐりに作業開始したらいつの間にか作業に没頭していましたね! リピーターの方にとっても初めての活動なので、楽しく真剣に取り組んでいたのが印象的でした♪

次に二手に分かれて、からだやこころの検査体験をしました(^^♪ 私たちは対象者の方にきちんと必要な検査を実施して、その結果から目標や治療プログラムを計画していきます。その一端に触れる機会でした(‘ω’)ノ

今回高校3年生だけでなく1年生のご参加もありました。興味関心が湧いたら、いつでもお越しくださいね。高校生だけでなく中学生も参加されたこともありますので(; ・`д・´) 次回は7月21日の数少ない日曜日! 機会がありましたら参加のほどお待ちしていますね♪

多様な成長を支える現場:3年生 観察(参加)実習体験

3年生は、認定こども園や療育施設での保育観察実習を通して、子どもたちの心身の成長を支える重要性を学びました。

今年度は、鹿児島市立福平小学校のご協力をいただき、1年生から6年生までの授業を参観・体験する貴重な機会を得ました。学生たちは、低学年、中学年、高学年の3つの段階を通して、学童期の身体能力や言語能力の発達過程における違いを学びました。

私たち作業療法士にとって、「環境」を考えることも重要な仕事の1つです。特に、小学校における「環境」とは、教室のレイアウトや教材の使用方法など、子どもたちが学習や生活を送る場全体を指します。

今回の実習を通して、学生たちは、小学生がタブレット端末を駆使して学習を進めていることに驚きと感心を抱きました。特に、3年生は、自身が小学生時代にタブレット端末を使った経験がないことから、「すごい!」と声を弾ませ、今の教育方法の進歩を実感していましたよ。

実習後の振り返りでは、作業療法士と小学校教員の連携が、子どもたちのより効果的な支援について考えました。さらに、学生たちは、個々のニーズに合わせた指導の重要性を理解し、多職種連携の意義を学びました。

毎年、本実習を引率する私にとっても、本実習は自分自身を内省する貴重な機会となっています。今年は、0歳から12歳までの幅広い年齢層の子どもたちの成長を支える現場を目の当たりにし、どの先生方も一人ひとりの子どもたちの無限の可能性を見据えて、大切に接していることに深く感銘を受けました。おわりに、今回の保育観察実習を通して、学生たちは、子どもたちの成長と可能性、そして多職種連携の重要性について学ぶことができました。また、私にとっても、子どもたちの成長を支える現場から多くの学びを得る貴重な機会となりました。
本実習にご協力いただいた皆様、そして各施設の皆様、心より感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。

ボッチャ体験記:2年生戦略と集中力を試す

「ボッチャ」という言葉はイタリア語で「ボール」を意味し、もともと脳性まひの方のスポーツとして考案されました。現在では世界75か国で、多様な運動機能障がいを持つアスリートによって行われています。

プレイヤーは、各エンド(ラウンド)で6個のボールを投げたり転がしたりし、「ジャック」と呼ばれる白いボールにできるだけ近づけることで得点を得ます。
2年生は、夏の暑さに負けないくらいの本気でこの競技を楽しみました。

初めてボッチャを体験し、戦略と集中力が試されるスポーツの魅力に感動している様子でしたよ。

私も改めて、シンプルなルールながらも奥深く、誰もが楽しめる競技であることを実感しました。
酒匂先生、ありがとうございました。

視覚障害者支援とパラスポーツへの関心を高める3年生

3年生は白杖体験を行いました。

私も体験しましたが、意外と白杖は軽くて驚きました。
目隠しをして、白杖を使いながら、耳や足から得られる情報を頼りに歩きました。

この体験を通じて、視覚障害者の方々の困難さや工夫を身をもって感じることができました。
昨年度、全国障害者スポーツ大会の競技のひとつである「グランドソフトボール」にサポーターとして参加した学生の中には、パラスポーツに興味を持ち、今年も多くの大会でサポーターとして活躍しています。

この経験を通じて、将来、支援を必要とする方々に寄り添うことができる作業療法士になってほしいと願っています。

第3回オープンキャンパス~作業療法学科編~

みなさんこんにちは(^^)/ 作業療法学科の原田です。先週土曜日、指宿枕崎線は不通の状態でしたが、自家用車や各ルートでの送迎バスがあったためか、当日欠席がなく開催できました♪ 人数も多く盛り上がって良かったです(^.^)

いつものように学校説明、入試説明の堅苦しい教員の話しのあと、学生さんによるプレゼンテーションはみなさん興味津々に聴講されていました!

そのあとはキャンパスツアーにて校内探索し、昼食♪ そこではさまざまな質問が聞かれました。事前にアンケートいただいた内容への回答では、率先して学生さんが回答してくれて盛り上がりましたね( `ー´)ノ 時間の経過とともに少しずつ参加者と学生さんの距離感が縮まってきたように感じました…

昼からは学生主導による治療的レクリェーションでジェンガをして楽しみました。

次に教員+学生主導にて作業活動 「テラリウム」作成です。あなただけの作品をどうぞ(^_-)-☆

作業療法はただからだを動かしたりモノを作ったりしているわけではありません。その作業にきちんと意味があり、対象者にとって必要な作業を行います。オープンキャンパスの体験時間では、そこまで深く説明することはなかったですが、体験前と体験後において、こころ(気持ち)の変化はあったでしょうか? どうぞご自宅で観賞用としてお楽しみください。そしてたまには思い出してくださいね(^^♪

後半の写真がまた撮り忘れてしまいました💦 その後は作業療法場面においての各種検査体験もしていただきました。学生さんが主導で行いとても楽しそうでしたね(*’▽’)

最後に、お手伝いしてくれた学生さんによるスピーチです。ちょうど協力した3名がその週の水曜日に「ぷらむ鹿児島」の方に対して作業活動を計画し実践したメンバーでしたので、その説明を。※ぷらむ鹿児島の詳細は過去のブログをお読みください

みなさんいかがでしたか?短い時間でしたが少しでも作業療法について理解が深まったのであれば幸いです。そして医技専作業療法学科についても興味関心が引き出せたのであれば(⌒∇⌒) 疑問などあるときは、学校公式LINEへ何なりと質問くださいね。登録はパンフレット59PにQRありますよ。次回は7月13日(土)ですのでお待ちしていますね♪

 

 

2024年6月26日 医技専作業療法学科×「ぷらむ」鹿児島

こんにちは!作業療法学科の原田です(^^)/

本日は医技専作業療法学科と「ぷらむ」鹿児島の交流会の日です。主メンバーは入れ替えて企画立案したものを実行します♪

この日のために前準備をしてきました(*’▽’)(その模様は学校公式インスタに公開中♪)

主メンバーは5人ですが、クラスメンバーが率先して前準備から本番まで手助けしてくれました。感謝(._.)

さて今日のプログラムは… メインは七夕飾りですね 季節柄ちょうどよいものを選定しました(; ・`д・´) と、メインの前に、前回に引き続いてのヒアリングを行い、参加者のみなさんについて情報収集しました。この情報は今後の活動に役立ちます。例)どんなことに困っているのか

次のプログラムはリズムダンスです♪ 梅雨でなかなかおもいきり身体を動かす機会も減っているからこそ、全身を用いた運動で、こころも身体もリラックス(^^♪

続いて今度は頭の体操です♪ 懐かしい かるた です(゜-゜) ただのかるたではなく、「ことわざかるた」誰もに馴染み深い作業ですね(‘◇’) ことわざがわかりにくくても絵柄でヒントにもなっていますので、注意深く観察する必要がありますね~、集中する時間も必要です(^^♪ しっかり聞き耳を立てておかないといけませんね。と、さまざまな注意機能を要することがわかります。いい脳トレになりますね(^^)/

3グループに分かれて同時に読み上げます!あちこちで歓声が(⌒∇⌒) 盛り上がったようでよかったです。優勝は学生、ではなく参加者の方でしたおめでとうございます! お菓子のメダルをどうぞ(^.^)

さあ、いよいよメインの七夕飾りです! みなさんの願いは何ですか?? 学生さんと参加者さんが和気あいあいと話しながら願いを書き入れていきます。

そしてみんなで飾り付け♪ 懐かしいですね。大人になるとなかなかしなくなる作業です。「竹も久しぶりに間近で見たよ」と参加者も嬉しそうでした。喜んでいただけてなによりです(^^)/

そしてなにを願ったのかみんなで発表しました。みなさんの願いが叶いますように(^_-)-☆ 最後に記念撮影です♪

今日という日が、私たちや参加者さんにとって振り返ると良き思い出となってくれたのであれば幸いです♪ またのお越しをお待ちしております。次回は7月10日です( `ー´)ノ 次回メンバーもよろしくね!

1年生からだの仕組みを知る

例えば手。

27個の骨がうまく連動ながら、器用な動きを生み出します。

その27個の骨には、ひとつひとつ名前があります。

カラダのつくりを知る、ファーストステップ。

1年生はコツコツと骨の名前と仕組みを勉強しています。

作業療法って何?

作業療法って何?オーティくんと学ぶ 作業療法見学ツアー|日本作業療法士協会 (jaot.or.jp)

 

こんにちは!作業療法学科の藤田です。

今日は「作業療法」についてのお話です。

実はこの時期「作業療法」について検索している方が多いようで、当学科のブログでも2020年にアップしたブログが良く読まれているようです。

作業療法士の「作業」って何? | 鹿児島医療技術専門学校 (harada-gakuen.ac.jp)

 

作業療法士はお世辞にも認知度の高いお仕事ではありません😂

何をする仕事かわからない。理学療法との違いは?等よく質問されます。

作業療法士は身体だけでなく精神の領域も対象になるため、様々な分野で活躍が期待されています。

つまり職域が広いのです。

その反面、支援の内容が多岐にわたり、わかりにくいイメージが浸透しているのかもしれません。

また、精神や心理面といった数値に置き換えにくい(目に見えにくい)効果を引き出す仕事でもあり、それが広報を難しくしている要因の一つかとも思います。

 

近年、ウェルビーイングという言葉を耳にすると思いますが、作業療法の世界ではこの言葉を何十年も前から使っています。

なぜなら、作業療法は「健康」と「幸福」(ウェルビーイング)を促進することを目的に行うからです。

医療職ですから「健康」を促進することはその使命ですが、作業療法では「幸福」も促進するのです。

作業療法では、人々が日常的に行う活動(作業)を通じて「健康」と「幸福」を向上させます。

作業は個人のアイデンティティや生活の一部として重要であり、まさにその人らしさを作り出す要素です。

作業療法士は、作業を適切に評価し、人々が達成感や満足感を得られるような作業を提案します。

作業療法士は作業が「健康」や「幸福」にどのように貢献するかをよく知っているのです。

 

作業療法の魅力について知りたい方はぜひ、オープンキャンパスに遊びに来て下さい😄

作業療法士と作業療法について話してみましょう。イメージが大きく変わると思いますよ!

 

【紹介動画】

作業療法を観る

作業療法士がどのように考えながら実際に作業療法を実践していくのか見て学べます。

作業療法との出会い

日本作業療法士協会が作成した作業療法の紹介動画です。

~続々~たてわり授業♪

こんにちは!作業療法学科の原田です(^^♪ 本日もたてわり授業でした! 今日は3年生主導のもと交流を目的にレクリェーションです♪この日のために時間をかけて準備してくれた3年生、感謝です★ 企画、準備、実行とその経験は今後の学習や実習などに必ず役立ちますよ♪

プログラムは「学校かくれんぼ」と「無人島危機一髪♡」です(; ・`д・´) かくれんぼは最近テレビで流行っているアレが関係しているのかな(゜-゜)各学年からオニを2人選出して

いざ開始! 校舎内を数十人が隠れるもんだから、あちこちで見つかる悲鳴が…

残念ながら広すぎてその模様を写真におさめることはできませんでしたので、徘徊するオニたちの姿を…

ちなみに最後まで逃げ切りそうだったのがなんと1年生( ゚Д゚)聞くところによると窓に張り付いていたそうな…(どういう状況?( ;∀;))

次に無人島危機一髪。これは先週まで組んでいたグループ×2にして一つの小島を作り、じゃんけんにより足場がなくなるのを必死に耐えるというなんとも体力勝負なゲームでした(^.^)

最後まで生き残ったのは女子グループ!(司会の学生がいるところですね つ、強い…)

リスク管理は大事です。無事怪我をする者もいなくゲームが終了しました。参加する人は特に意識することはないですが、なにかを企画し実行に移すというのは前準備が必要です。みんな楽しく交流できたようでよかったですね(^^)/

最後にクラス紹介と…

上級生への質問タイム~

試験ののりこえかたや、連絡先交換したい、などきさくな質問が飛び交い終始和やかな雰囲気のまま終了しました(^^)/ 1年生のみなさん、入学後まだ2か月ですが少しは上級生とも交流が図れましたか? そして2年生のみなさん、次はあなたたちの番ですからね♪来年期待しています。そして3年生のみなさんはお疲れ様でした(*’▽’)